玉松山一閑寺本堂の建築データ
- 用途:本堂
- 宗派:曹洞宗
- 所在地:茨城県茨城県行方市玉造甲4279番地
- 構造:木造 平屋建て
- 規模:286.29㎡
- 工事種別:新築工事
- 竣工年:2011年03月
玉松山一閑寺本堂の概説
本工事は平成21年(2009)3月の工事開始、平成23年(2011)3月の完成である。同6月本尊、仏具、調度が揃い、同7月本尊入仏落慶式に至った。
総間口8間5尺、総奥行10間1尺5寸(本堂大間3.0間×3.5間)
向拝 | 16.53㎡ |
本堂 | 174.74㎡ |
開山堂・位牌堂 | 44.62㎡ |
仏具庫・側廊下・水屋 | 50.40㎡ |
計 | 286.29㎡ |
本堂他開山堂、法要室、位牌堂、納骨堂有り。本堂向拝唐破風付、雲龍彫刻入り。入母屋造平屋建て。唐破風と大屋根、開山堂屋根、銅板一文字葺き、棟瓦葺き、鬼面型鬼瓦取付。開山堂棟、飛龍(瓦製)取付。本堂内には深彫の彫刻として①釈迦一代記、四面②十二支、十二面③天女、四面の欄間彫刻(両面彫5寸厚)④向拝唐破風太瓶束両脇の壁に松に鳳凰(片面彫4寸厚)⑤水引き欄間に雲龍の彫刻(両面彫5寸厚)計二十三面で飾る。いずれも中国製。中国国内でも深彫り彫刻の第一者と言われる彫刻家による制作。ぜひ一度お目通必見。また、本堂裏手の開山堂棟飛龍(瓦製)は本邦初となる全姿であり経典と玉を掴み、空中に飛び立つ様を表している。