ヘッダータイトル

無量寿山東光寺毘沙門天立像建立・外構整備

無量寿山東光寺毘沙門天立像建立・外構整備

無量寿山東光寺毘沙門天立像建立・外構整備の建築データ

  • 用途:その他の寺院建築
  • 宗派:真言宗豊山派
  • 所在地:茨城県つくば市
  • 構造:石造 
  • 工事種別:外構整備工事
  • 竣工年:2012年05月

無量寿山東光寺毘沙門天立像建立・外構整備の概説

仏教の世界観を具現化した階段状毘沙門天立像。
像の石は福島産、階段状基壇は御影石の中間色、自然石、白砂、基礎は鉄筋コンクリート、毘沙門天像は伝統工芸士による彫刻
この東光寺毘沙門天は、兜跋毘沙門天(西域兜跋国(トルファン)から唐に伝えられた)と言い、真言宗の開祖・お大師様(空海)によって唐から請来され平安京の入口である羅城門の楼上にお祀りされていたと言われている木像を日本で初めて石像により複製しました。特徴としては、西洋風の鎧、足元を支える地天女と二鬼(対面して右が尼藍婆、左が毘藍婆)です。
古代インドから続く仏教の世界観では、世界の中心にそびえる聖なる山を須弥山と言い、その麓に九つの山と八つの海(九山八海)があるとされます。須弥山(正四角柱)の頂上には帝釈天と二十三天の宮殿があり、その中腹(四層目)に四天王が住み、帝釈天に仕えるとともに東西南北からの敵を守る神とされています。(縁石は鉄囲山、七つの自然石は七金山、白砂は八海、四層の基壇は須弥山の中腹(四層目)を現しています。)その中でも毘沙門天(別名は多聞天)は北を守る神とされます。
古代に羅城門の楼上にお祀されて都を守っていたのと同様に、東光寺や東京等にある法類寺の北側に位置するこの土地に兜跋毘沙門天をお祀して末長く東光寺や東京、壇信徒や周辺地域をお守りするために制作されました。

東光寺様公式ホームページはこちら

無量寿山東光寺毘沙門天立像建立・外構整備の竣工写真無量寿山東光寺毘沙門天立像建立・外構整備のスライドギャラリー

無量寿山東光寺毘沙門天立像建立・外構整備|日本建築研究所|寺院・神社・文化財専門の建築設計事務所